新しいリーダーの方に出会うと、アドバイスする

内容があります。

1)人の性格を見抜くこと

2)成長させるためのポイントを見つけること

の2つです。

こうして書くと普通のことに見えますが

実際には、人を成長させようと意気込むリーダーの方は

「あれを直した方がいい」

「これに気がつくといい」

「それが足りない」

「もう少しこの部分が伸びると」

と言って、あれもこれも目についてしまうのです。

これでは、実際に教えていく段階で

【一度に数多く教え過ぎ】

になるか

【成長の優先順位】

を見間違えることになるのです。

人を成長させるときのポイントは、

【一度に教えることは、ひとつだけ】

という原則があります。

人間の頭脳は同時に2つのことを考えることができません。

リーダーから注意された人は、

「2つのことを同時に注意しながら動作できない」

のです。

仕事面で成長するには、多くのポイントを訂正し、

伸びてもらわなければなりませんが、それは、

【ひとつずつ、クリアしていく】

ことなのです。

一度に、複数のポイントを越えられる人は

ほんのごくわずかしかいません。

重要なのは、どのポイントから成長させるか、という優先順位。

おおよそ、2〜3個のポイントを伸ばすだけで

8割のことは解決することが普通です。

この原則を知っていれば、最初の2〜3個の部分について

じっくり時間をかけて、粘り強く対応できるのです。 

 欠点をすべて訂正しなければならない、と考えてしまうと

一度に複数のことを要求し、

【お互いが疲弊し、あきらめてしまう】

ことになるわけです。

一度、シンプルに見直すタイミングをつくることをおすすめします。