戦わずして優位性を保つ
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大手の戦略は他社と直接対決する方法です。
価格を下げたら、下げ返す。
新商品が出たら、同じような商品をすぐ出す。
拠点が増えたら、同じようにすぐ出店する。
では、大手以外はどうすればいいのか?
以前書きましたが、直接対決ではなく
「相手の計画を崩壊させる」
ことを狙えばいいのです。
具体的には、
他者の計画を理解し、強みと弱みを
つかむこと。
たとえば、
自分たちより規模の大きい競合が
低価格戦略で打って出てきたら。
安いことに顧客は飛びつきます。
しかし、提供している商品・サービスの
レベルを維持できないと判断できるときは、
こちらは、低価格路線に入らず、
今まで通りの価格で、逆にサービスの質を
高めるのです。
低価格で顧客を広げるつもりの競合の
計画を顧客の経験値で崩して行くのです。
低価格でも質が下がれば顧客も気がつきます。
そのときには、顧客は戻ってくるのです。
これは、実際にクライアントのところで
取った戦略のひとつです。
競合の計画を崩す。
ひとつこれを軸に深く考えてみるべきです。