リーダーの統率力とは
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「私は緩衝材なのです」
と言ってはばからないリーダーの方がいました。
社内では、【クッション】として立ち振る舞って
いるのでしょう。
そこに自分の存在意義を見出しているようです。
しかし、現実を客観的に見れば
【統率力のないリーダー】
であることが浮き彫りになってきます。
「なかなか、はっきり決めてくれないのです」
「反対されているのですが、なぜだかわかりません」
というのが部下の方の感想、意見。
事実を積み重ねると相関関係から因果関係までが
明確に見えてきます。
この場合は、どのような状態なのでしょうか?
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ひと言でまとめれば
【リーダー不在】
と言えます。
リーダーの方から見れば
「組織が形づくられていない」
「組織をつくりあげている途中」
「メンバーが限られているので」
と説明を受けます。
しかし、よくよくヒアリングしてみると
組織を「あるべき姿」に向かって誘導している
様子が少しも出てきません。
緩衝材として、「意見を聴く」ことはしていますが
自分の意志表示をすることもなく、
「まあ、まあ、お互い様だから」
と言って現状維持を続けているわけです。
こんなリーダーの下では、組織が発展することも
成長することもありません。
いくら優秀な部下の方がいても、難しいでしょう。
やはりリーダーの影響力がすべてです。
そこには、統率力は不可欠。
【統率力】とは、
「組織を、あるべき理想の姿に導く力」
です。
あらためて、リーダーの統率力を
再定義していただきたいところです。