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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
小さなことでも影響が大きいこと
経営を語るとき、小さなことばかり語っていると大した話しには
聞こえません。
しかし、小さなこと、細部にもはずせないポイントがあるのは
事実です。
というのも結果に大きく影響を与えているだろう事柄があるから
です。
小さなことだから、いいのではないか?
あまり影響が出ていない部分では?
と思われがち。
そんなポイントを取り上げてみたいと思います。
朝の笑顔と挨拶
朝の事務所の状態は確認するべき。
日常のことなので慣れてしまっているケースがありますが、外から
訪問すると異常さに気がつくことがあります。
「えっ、こんなに暗いの?朝の事務所は」
と気がついたことがあります。
挨拶しない、挨拶しても目を合わせてない、といった雰囲気。
いきなり自分の仕事をし始めていて、個人主義のような感じ。
それで組織が成立している場合もあるので、これだけでは判断できません。
しかし、これが原因の時もあるので慎重に見るようにしています。
支援体制
先日も小さなことですが気になることがありました。
「参考になると思うので」とある担当スタッフにメールしたところ、
その情報を部署内に共有しなかったのです。
日頃から情報を共有するという文化がないからでしょう。
指示されていないから実行しなかったのかもしれません。
どちらにしても、自分からまわりを支援するという小さなことが
行われていなかった可能性があります。
個人の問題なのか、組織の問題なのか見極めながら考える必要が
あります。
時間を守る
時間を守る、時間を守らない、は明確に分かれます。
特に社内の会議、イベントにおける時間の正確さは、その会社の業績と
連動するでしょう。
どのように連動するのか?
それは、安定した高業績の会社ほど時間に正確。
時間を守らない会社は業績が良い時もありますが下降すると止まらない。
そんな傾向があるのです。
時間を守るという小さなことですが大きな影響があると感じています。
整理整頓
「なんで大事な書類がこんな状態なの?」
お客様から預かった書類などは会社にとって重要な書類。
それが他の資料と同じ扱い、保管をされていることがあります。
書類の重要度がわかっていない、優先順位をつけられない可能性が
あります。
この部分、小さなことに見えますが大きな影響が出ます。
優劣がわからない、優先順位がわからない人や組織は、生産性が
低いことがあるからです。
まとめ
仕事において、経営において、細かいことでも外せないポイントが
あります。
例外なく外せません。
社内の特例が適用されようとも関係ありません。
そこには聖域はないのです。
経営はあくまでも公平な領域で進められるべき。
それ以外には見当たりません。
細かいことのように見えること、小さなことのように見えることでも
意味があるということです
その点を見誤らないことが経営です。