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社内で全体最適が希少資源になっている現実

【fjconsultants365日Blog:4,353投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

希少資源

希少資源とは、「限定されている資源」のこと。
他の資源と相対的に比較して少ない資源のことを指しています。
経営の視点で社内を見たとき、モノ以外でも希少資源になってしまっている項目があることに気がつきます。
無形の希少資源です。

たとえば、企業にとって希少資源となっているのは、
全体最適で考える
ことです。

無気力、後ろ向きの人は全体最適の視点を持っていないのは当然ですが、それだけでしょうか。

意見やアイデアを数多く出している積極的な人であっても全体最適な視点が必ずあるとは言い切れません
そのように考えています。

意見を建設的に述べている人でも、仕事に対する視点は『全体最適』になっていないことがあるのです。

なぜでしょうか。

成績が良いので

景気後退期には、無意識で自分の利益やメリットを追い求めてしまいがち。
無意識の領域です。

もっともらしい意見を数多く出しているが、結局のところ自分の成績が良いので、自己主張をしているケースがあります。

「会社のために・・・」
「全体のことを考えたら・・・」

と言いながら、本心から100%会社全体のことを考えて発言していないのです。

全体のことと言いながら、最後には自分に利益誘導しているケースが増えていると感じています。
かなり巧妙なケースもあり見抜くのは難易度が高い事象です。

捨て去る

自分のことを優先するのは間違いではありませんが、自分の利益は全体の利益から導かれていることを認識すべき。
全体の利益という文脈上に自分の利益が存在していることを理解しなければなりません。

自分の利益を優先すると全体利益が減少し、最終的には将来の自分利益まで毀損することになるのです。
ひょっとして理解しているかもしれませんが、発言するときには自分優先が先に来てしまうのでしょう。

まとめ

景気後退期には余裕がなくなる人が増えるからでしょうか、全体最適思考が希少資源になってしまっているのです。

発言を疑うわけではありませんが、本心から全体最適を望んでいる発言なのか確認したいところです。

あと、意見アイデアを出すだけで何もしない人もこの時期は注意が必要です。
景気が良いときには問題になりませんが、景気後退期には「協力しない」人で影響力のある人が、社内や組織を崩壊させていくからです。

自然淘汰の現象と考えるのではなく、経営側が見抜いて対処すべき内容だと考えます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/