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新規事業の差別化を物理的領域で考える

fjconsultants Blog:4,530投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

新規事業参入スタート時に考えるポイント

新規事業の発表を聞く機会が増えました。
担当のスタッフの方が発表されますが、最初はビジネスモデル事例研究からスタートになります。
狙う業界の事例を調べ市場を知る。参加している企業を知る。
そのときにこちらから質問し確認する点がいくつかあります。

参入ポイントを自力で探す

メディアで取り上げる新規参入は画期的な内容であることは確かですが、よく見ると収益性や規模感に欠けているケースがあります。
そこには理由があります。
本当に収益を上げている新規参入者はメディアに出ないからです。
儲かっているほどメディアに出ない、というのは通説です。

そのため自分たちで新規参入時の差別化ポイントは探すしかありません。
他の企業が行っていないことで、優位性があるポイント。
しかもマネされない領域です。

差別化ポイント、優位性、またはユニークセリングポイントUSPと呼ばれている内容は、マネされやすいと言われています。
特許で保護しない限り容易にマネされるからです。
宣伝をすればするほど、マネされる。
なので、宣伝をしない企業もあるのは事実。
では特許以外でマネされにくい領域は何か。

キャンプ

物理的領域で差別化する


ひとつには、物理的領域で差別化する方法があります。
量をこなす、量をさばける、時間をかけられる、時間を投入できる、スピードが速い、といった側面です。
24時間対応も差別化要因になります。

他社が「そこまで、できない」と言わせる範囲です。
たとえば不動産管理をしている街の不動産屋さんで、1人24時間対応をモットーに仕事している人がいます。
とはいっても毎日24時間対応ではなく、月に数回の対応。
ただ、そこまで対応する企業かなければ独り勝ち。

サブスクも差別化必須

毎月定額のサービスやサブスクのビジネスモデルを実践したい方が多いですが差別化ポイントに欠けていると実現できません。
通常のサービスを定額制にしても顧客から見たら魅力がないからです。
定額制のビジネスは離脱率も高いので、休みなく継続的に顧客接点を持ち続けるしかありません。
手間・工数は通常よりかかります。
その背景を理解してビジネスを構築するとうまく進みます。
離脱率も低くなるのです。

まとめ

ビジネス事例を見たらビジネスモデルを理解してその会社の特徴を探ります。
隠れている差別化ポイントを探り出す作業は興味が尽きることがありません。
本当に儲かっている企業はどのようなビジネスモデルを構築しているのか。
そこが気になりますし、探し出すポイントです。
物理的領域で差別化している企業は大手でも実は多く、なるほどと納得するときがあります。
単に量が多い、速い、対応する範囲が異常に広い、といった内容だけで勝っている企業があるからです。
他にない商品やサービスをつくり出すことも方法のひとつですが、単に他が追いつけない内容で差をつけることも有益な手法だと改めて感じます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。経営セミナー松本考動倶楽部は2014年から登壇し講義80回を超え、2020年からオンライン経営勉強会マナビィーズとしてリスタート。0円コースもあります https://manaby.biz/muryo/