デジタル化のメリット

デジタル化って何のメリットがあるのでしょうか。一般的に言われているメリットは下記のような内容です。

  • 見えなかった部分が可視化される
  • データとして蓄積できる
  • データを分析できる
  • データから新しい視点がわかる

と数多くのメリットがあるのです。

他にも大きなメリットが

ふと、気がついたことがあります。他にも大きなメリットがあるじゃないか。そう感じたので書いておきます。それは、デジタル化になって
・何度でも試せる
ようになったのです。

たとえば、写真を撮影するのにフィルムの時代は、フィルムの残り枚数を気にしていました。撮影するごとに失敗していないのか気になるときもあったのです。これがデジタルになってからは、枚数を気にすることなく撮影できます。スマホで撮影するときに枚数を気にする人はいないでしょう。何枚も撮影して、気に入らないのは消去すればいいだけです。このストレスフリーが大きなメリットなのです。

今後は何度でも

今後は、外部に依頼していた企業の制作物がAIX(AI transformation)によって、何度でも試せるようになります。Webだろうが、画像だろうが、絵や動画をつくるときも、納得いくまで何度でも気軽に試せるのです。

今まで、依頼していたときは
・修正をお願いするストレス
がありました。修正依頼に多大なエネルギーが必要でした。そのため「これで大丈夫です」と途中で遠慮することもあったでしょう。中には、修正回数は2回まで、と制限されることもあったと思います。修正回数の制限がストレスなんです、と言っていた人も思い出します。また、締切期限がある場合は、修正する時間がなく不完全な状態で提出したこともあるはずです。これが解決する時代がやってきたのです。

短時間に何度でも試せるからです。今までストレスを感じていた方は「快感」ではないでしょうか。これこそAIによる能力拡張を手に入れた状態です。

こんな場面でも

先日も業務委託を初めて行う場面に立ち会いました。お互いの取引ルールを設定しなければなりません。このルールを決めること、それを書類にすることが苦手な人は多いのではないでしょうか。こんなとき、AIはすぐに下案をつくってくれます。これを体験すると「優秀なスタッフ」が常に横にいて、気軽に依頼できるのを実感すると思います。

まとめ

人は拡張能力をツールによって手に入れてきました。わかりやすいところでは、徒歩から自転車、そしてバイク、自動車、飛行機とツールを手に入れて移動距離を拡張してきたのです。これと同じことが知能という領域でスタートしてしまったのです。AI研究者が驚くほどの完成度のAIができてしまった。予期せぬ進化です。この進化を前向きにとらえて、失敗してもいい文化をつくっていきましょう。

参考:トライ&エラーからトライ&ラーンへ

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆