同じような人が何を選んでいるのか
「他の人(みんな)がやっていることから逃れられない」と言われています。他の人が選んでいること、行動していることが気になるのです。特に日本人はその傾向が強いと言われています。住宅を販売していたとき、よく聞かれた内容があります。「うちと同じような家庭だと、どのくらいの家を建てているの?」という質問でした。同じくらいの世帯収入、同じような家族構成の場合、どのような家を建てているのか教えてほしい、と言われました。これも他の人がやっていることを意識する行動です。
社会的証明
セールスの世界では、顧客事例を出すことにより効果があると言われています。顧客の声はキャッチコピーとして最強だと言われているのです。その根底にあるのが、顧客の声、顧客事例は「社会的証明」になっているからです。自分以外の人が選んでいるランキングが気になるのです。また、そのランキンングを知ることで、そこから逃れられないという心理です。特に、自分と環境や条件が似ている人たちが選んでいる内容がとても気になるのです。気にするひとほど、その情報から逃れられないことだけ覚えておきましょう。
活用事例
このようなトークの利用方法としては、
・このような環境にあるお客様で・・に困っている人が選んだサービスはこちらになります
・ちょうど同じような条件のお客様はこのような悩みをお持ちでした。この場合、このような解決方法があるのです
・こちらに顧客の環境別・条件別の表があります。どのお客様がどの製品を支持しているのかがわかるようになっています
といったトークをツールとともに用いることです。
まとめ
最近は「エビデンスがほしい」という風潮があります。提案内容に関して、根拠があるのか問われています。その一方で、根拠があることに対しては無条件で受け入れることもあるのでしょう。それだけ社会的証明がほしいのです。数ある製品やサービスの中から選ぶことは年々困難になっています。そのため、簡単に失敗なく選びたいという欲求が強くなっています。そんなとき、社会的証明を用いて提案することは有益です。その内容は、正確であり現実を表現しているものでなければなりません。そこに信用が生じてくると思います。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆