景気が良いと感じる株価

・日経平均史上最高値更新
と見出しを見ると景気が良い。この内容を聞けば「景気はいいんだ」と感じます。メディアで専門家が解説している時も、熱く語っているケースも目にします。まだ上昇していく、と予想しているからです。ただ、冷静さは必要です。

たった5銘柄が「好景気」を演出

日経平均は225銘柄の平均値になります。上場会社は3,000社以上あるので、その銘柄数の1割にも満たない数の平均値。しかも、上位4社(アドバンテスト、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン)のウェイトが36%を占めています。2026年4月から新規に採用された銘柄のキオクシアを加えると
・5銘柄:38%程度
を占めるのです。つまり225銘柄のうちたった5社で指数の4割近くを動かせる構造になっているのです。

その一方で、日経平均採用銘柄の
・約36%は下落
しています(年初来で)。「年初から株高だ」となっていましたが、
・上がっている銘柄:実質3分の1程度
・下がっている銘柄:同じく3分の1
なのです。残りの3分の1はほぼ横ばい。これが「日経平均株価の正体」です。つまり半導体とAIに関連する一握りの銘柄が異常な勢いで買われているだけなのです。このような視点で見ると、同じ日経平均でも違う内容に見えてきます。

「判断」すべきポイント

では、この状況をどう読むべきか。答えはシンプルです。「日経平均が高い->顧客も取引先も好調」とは限らない、ということ。かなり株価に差が出ていることを認識すべきです。大手企業だから、上場企業だから、というグループで判断すると見誤る可能性も高くなっているのです。

まとめ

現在の日経平均は、たった5銘柄が演出した「見せかけの好景気」だったと後から言われるかもしれません。株価は半年先を見込んで形成されていると言われた時期もありました。しかし、最近はそれを感じません。AIと半導体も市場規模の予想が大きく、本当にその規模まで到達するかはまだ未定。巨大な設備投資も進んでいますが、ビジネスとして成立するかは慎重に判断をする内容だと感じます。

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