新規事業の「3年ルール」
新規事業を立ち上げるのに、どのようなスピードがベストなのか。悩ましいところです。スタートアップの場合は、借入からスタートし、キャッシュに限界があるので、どうしても早急に黒字化しなければなりません。2年から3年以内で黒字化が理想です。スピード良く事業を立ち上げていくイメージになります。
しかし、新規事業の場合は、キャッシュの限界値が見えにくい。どこまでマイナスを掘り続けるのかは経営者次第です。10年かかる新規事業もあるからです。立ち上げに時間がかかるほど、メリットとしては「参入障壁が高い」ことが証明されるので競合が入ってくることが少ない。しかし、キャッシュを燃やし続けることには変わりがないので体力勝負になります。
拡大している6割
外資系コンサルティング会社が国内約1,000社を対象に実施した「新規事業開発の取り組みに関する実態調査2025」があります。その結果を見ると、
・投資回収した:21%
・主力事業にまで育った:9%
という厳しい現実が見えるデータ結果があります。 8割は投資回収できていない現実です。1000社のデータであるならば、誤差は少ないと感じます。
通常は3年で判断している
なぜこうなるのでしょうか。多くの企業が
・3年以内のKPIで新規事業の成否を判断
しているのです。
・組織変更のサイクルも3年が最多
になっています。正しいと思う反面、そのスピードで立ち上げの行動ができているのかが心配になります。3年で立ち上げるならば、
・毎日の進捗確認
が求められます。毎日の変化に追随し、明日の戦略を変更するスピードです。そこまで取り組んで2年から3年で黒字化になると感じています。
まとめ
新規事業のポイントは、任された人がどこまで意識するのかにかかっています。創業社長ならば、全責任を感じ、全リスクを負って仕事をします。だから、黒字化します。そうでない場合は、どうしても他責になってしまうからです。他責が入り込むとスピードは鈍化します。
新規事業は仕事としてやることも多く、大変だと称されます。しかし、そのような幅の広い仕事はなかなか経験できません。言い方を変えれば、やりがいのある仕事だと感じます。自分の経験値を高め、人間性も上昇させる取り組みだと思います。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
