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~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆
リーダーは騙される
勢いがある。
この時期には大事な要素です。
勢いがある会社は良い。
そう評価されます。
しかしそうでしょうか。
勢いにも種類があると考えています。
リーダー、経営者は見せかけの勢いに騙されることもあります。
だから、どう見極めすればいいのか。
その点を具体的に考えてみたいと思います。
具体的な数字が出ない
抽象と具体という説明をするときがあります。
話し合い、発言、報告は抽象と具体を織り交ぜながらする。
いきなり具体的だと初めて聞く人はわからない。
だから大枠から説明するもの。
抽象だけで説明されても、あいまいすぎてわかりにくい。
ただ、今後の経営計画を話し合うときは具体性がカギ。
見せかけの勢いのときはあいまいな表現しか出ない。
心地よい言葉しか並ばない。
聞いていて気持ちがいいが具体的には何も出てこない。
前例を否定し抽象的な言葉で目指すところを描く。
しかし、プロセスに指標は出てこない。
KPIがないのです。
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心地よい内容のときほど要注意なのです。
ビジョンは理念は大切ですが、それだけで終わっては意味がありません。
ビジョンを具現化するのがリーダーの仕事。
すべてを具体性に落とし込みが求められるのです。
落とし込みは論理が前提。
論理が破綻しない骨格形成が達成へと導くのです。
具体的な数値が出る
逆に具体的な数値が言葉として出てくる場合は勢いが結果につながります。
どのような場面でも、具体的な目標が口から出てくる。
雑談をしていても、休憩時間でも、食事のときにでも。
いつも具体性がある内容になっているのです。
頭の中に具体的にとられられている。
だから言葉に数値が織り混ざるのです。
まとめ
リーダーは騙されないようにする。
これは経営の根幹です。
スタッフは騙しているつもりはないかもしれません。
単なるあいまいな状態で止まっている可能性もあります。
具体的に浮かばないこともあるでしょう。
だから、あいまいな状態から脱する。
それがリーダーの仕事です。
あいまいなことを言い続けるリーダーは今後退場していくでしょう。
厳しいことを言いますが、厳しい状況なので結果そうなります。
状況に騙されない。
そこからです。