クライアントの営業さんからメールを

いただきました。

「色々な事を教えていただきありがとうございます。

藤原さんから学んだ 商談を諦めない姿勢を

もっと考えて実践していきたいと思います。」

こちらの意図をくみとっていただいて

うれしいかぎりです。

現在は、市場縮小、景気停滞のときなので、商談に

限りがあります。

こんなときは、営業技術を向上させなければ

業績向上になりません。

そのとき技術を教えることも大切ですが

【諦めない姿勢】

も思考回路としてほしいところです。

【技術】と【思考回路】

のセットですね。

では、「諦めない姿勢」とは、どうやって

教えるのか。

私たちの時代は

「とにかく、顧客のところで粘ってこい。

自分から帰ると言うな」

なんて教わりました。

そのまま実行した同期がいましたが、

顧客が怒って契約書を破ってしまったことも

あったようです。

今の時代では、そんな「諦めない姿勢」を

覚える必要はありません。

考えるのは、どこまで自分が

【コントロールできる】のか【コントロールできない】のか、

を見極めることなのです。

諦めがはやい人は、

【コントロールできる】3:【コントロールできない】7

の段階で早々と逃げてしまいます。

「もう無理です」

なんて報告をしていると思います。

諦めない姿勢というのは

【コントロールできる】1:【コントロールできない】9

であっても逃げないで考え続けることです。

「0」(ゼロ)になるまで考え続けることを言います。

これが、本人の技術レベルを成長させ、

自立型の成長サイクルに入ることにもなります。

「自分が関わることができる部分に全力を投入する」

ということが理解できたことになりますね。

ここまでくると、どんなことにも一喜一憂しなくなります。

【コントロールできる】部分が「0」(ゼロ)になった

瞬間に意識から手放すこともできるからです。

手放したものは、結果を待ち、結果が出たら落ち着いて

受け止めることが可能なのです。

こうやって【コントロールできる】範囲を、常に

考えて、冷静に対処することが結果を出し続ける

秘訣でもありますね。