組織図は、ほとんどの会社にありますが

そこに会社の課題が隠されているのを

ご存知ですか?

組織図は

仕事の流れ

役職、権限

をあらわしているものです。

時には、社員名簿の代用となるものかも

しれませんね。

数多く組織図と実態を見てきたことで

わかったことなのですが、

この組織図を見るだけである程度

会社が抱えている課題が見えてくるものだ、

ということ。

たとえば、社内に

【部署兼任】

している人がいませんか。

限られた人員で会社を経営するときは、

どうしても避けられないことです。

しかし、兼任してはいけない部署があるのを

知っていないと、そこで課題が発生しているのです。

特に責任者の人数が足りないので、とりあえず

当てはめてしまうことが多いようですね。

簡単に言うと

【矛と盾】の関係になってしまっているわけです。

責任の内容が対立する構造の2つの部署を

兼任してしまっている、ということです。

実際には、

【製造部長】:【品質管理部長】

【営業】:【設計(製造)】

という兼任がその部分に当たります。

 どちらかの任務を責任持って遂行するには、

もう一方を妥協しなくてはいけない。

そのため、両部署の機能が低下するか

機能不全に陥っているのです。

部署を新設する時には、特に注意が必要です。

その時に、なんとなく流れで兼任にしていることが

多いですので。 

一度、

【兼任させるときに対立する責任を持たせない】 

 という原則を持ちながら組織図を再構築して

みましょう。