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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆
なぜあの人は満足しないのか
一流と呼ばれる人が
「不満なんだ」
と言うのを聞くとまわりの人は「どうして?」と
思いがち。
スポーツでも一流選手ほど「満足しない」人が多い。
これは「探究心が高い」からと思われています。
その通りなのですが、実は他のも理由があります。
ビジネスでも収入が高い人の中でも「満足しない」人が
いるのではないでしょうか。
「まだまだです」と言っていたり、「納得できない」と
嘆いている姿を見て「なぜだろう?」と感じたときは
ないでしょうか。
探究心以外の理由を今回は考えてみたいと思います。
![sky](https://www.businesscreation.jp/wp-content/uploads/2020/04/TKL20404028_TP_V4.jpg)
満足度はこれで決まる
ヒトの満足感は【変化率】で決まる。
現時点が高いとか低いとかは関係ない。
他人から見たら高いレベルにいる人が満足しないときがあるのは
その理由からなのです。
現状維持が続き成長という変化がないときは不満。
変化率が0%だから満足しない。納得できない。
スポーツでもトップクラスの一流選手が満足していない年が
あります。
それは、成果が伸びない(変化率ゼロ)のが理由なのです。
ビジネスでも同様。
どれだけの結果を過去に出したかは、あまり関係なく
今までの自分より【どれだけ変化したか】だけが指標なのです。
結果にこだわっているのは・・・
そのように変化率で考えるとスポーツもビジネスも
・結果にこだわる人
というのは、明確な変化率を求めていることになります。
数字にこだわる、という言い方もありますが、変化率は
数値化されるので、何か数値で変化率がわかるほうが
満足度が高くなるのです。
企業でいえば、
・売上高
・利益高
・規模
が数値としてわかりやすい。
個人でも
・収入
・成績
・順位
・資格取得
などは変化率を体感しやすい。
こうした数値化された変化率を見ることで満足度が上がる
構造なのです。
![](https://www.businesscreation.jp/wp-content/uploads/2019/03/OJS_ookinasankakujyougi_TP_V4.jpg)
変化率が低くなる
満足度は変化率と考えると、これからの数年は満足度が
低くなると考えています。
変化率が少ない時期に来るからです。
現状維持どころか、マイナスになる部分も増えてきます。
そうした中で、どのように満足度を上げ達成感を感じるように
していくかが成長へのカギです。
小さな変化率に着目
変化率が少ない時期ほど、小さな変化率に着目すべき。
成長を感じられないときは、自分の変化が見えていない。
会社の変化率を見失っているのです。
変化率3%であっても、アップしたならばそこに一種の
達成感を感じ、次へのステップへ駆け登る原動力にしたい。
そのためにも、小さな変化率に気がつくのは人財教育の柱に
なるような気がします。
まとめ
成長の満足感は次へのステップであり、到達ゴールでは
ありません。
製造業の世界では品質などは「永遠改良」を柱にしています。
それならば、人財教育も「永遠成長」と考えてもいいのでは
ないでしょうか。
そのためにも、変化率に着目して成長プロセスを構築して
いきたいところです。
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『ヒトは変化率でしか満足しない』