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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

なぜあの人は満足しないのか

一流と呼ばれる人が
「不満なんだ」
と言うのを聞くとまわりの人は「どうして?」と
思いがち。

スポーツでも一流選手ほど「満足しない」人が多い。
これは「探究心が高い」からと思われています。
その通りなのですが、実は他のも理由があります。

ビジネスでも収入が高い人の中でも「満足しない」人が
いるのではないでしょうか。
「まだまだです」と言っていたり、「納得できない」と
嘆いている姿を見て「なぜだろう?」と感じたときは
ないでしょうか。

探究心以外の理由を今回は考えてみたいと思います。

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満足度はこれで決まる

ヒトの満足感は【変化率】で決まる。
現時点が高いとか低いとかは関係ない。
他人から見たら高いレベルにいる人が満足しないときがあるのは
その理由からなのです。

現状維持が続き成長という変化がないときは不満。
変化率が0%だから満足しない。納得できない

スポーツでもトップクラスの一流選手が満足していない年が
あります。
それは、成果が伸びない(変化率ゼロ)のが理由なのです。

ビジネスでも同様。
どれだけの結果を過去に出したかは、あまり関係なく
今までの自分より【どれだけ変化したか】だけが指標なのです。

結果にこだわっているのは・・・

そのように変化率で考えるとスポーツもビジネスも
結果にこだわる人
というのは、明確な変化率を求めていることになります。

数字にこだわる、という言い方もありますが、変化率は
数値化されるので、何か数値で変化率がわかるほうが
満足度が高くなるのです。

企業でいえば、
・売上高
・利益高
・規模

が数値としてわかりやすい。

個人でも
・収入
・成績
・順位
・資格取得

などは変化率を体感しやすい。

こうした数値化された変化率を見ることで満足度が上がる
構造なのです。

変化率が低くなる

満足度は変化率と考えると、これからの数年は満足度が
低くなると考えています。

変化率が少ない時期に来るからです。

現状維持どころか、マイナスになる部分も増えてきます。

そうした中で、どのように満足度を上げ達成感を感じるように
していくかが成長へのカギです。

小さな変化率に着目

変化率が少ない時期ほど、小さな変化率に着目すべき。
成長を感じられないときは、自分の変化が見えていない。
会社の変化率を見失っているのです。

変化率3%であっても、アップしたならばそこに一種の
達成感を感じ、次へのステップへ駆け登る原動力にしたい。
そのためにも、小さな変化率に気がつくのは人財教育の柱に
なるような気がします。

まとめ

成長の満足感は次へのステップであり、到達ゴールでは
ありません。
製造業の世界では品質などは「永遠改良」を柱にしています。
それならば、人財教育も「永遠成長」と考えてもいいのでは
ないでしょうか。

そのためにも、変化率に着目して成長プロセスを構築して
いきたいところです。

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『ヒトは変化率でしか満足しない』