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~経営には優先順位がある~経営コンサルタント藤原毅芳執筆

こんな時だからこそ

リーダーキャンプを行いました。
もともと決算月に行われる予定でしたがコロナの影響で
ずれ込んで今年は例年になく遅い開催です。

開催が遅くなればなるほどマイナスも出てくるので
その点を心配してるところです。

他では例年行われていた集合研修が行われておらず、
中には成長が止まっているのではないかと危惧している
ところもあります。

なんとなく日々の時間が過ぎてしまうのが恐ろしい
状況です。

常に時間と成長は連動し、時間とともに能力が上がって
いくのを普通の状態としたいところです。

何が起こってもそれはただの環境のことなので、
個人についてはいかなる状況でも成長し続ける。
永遠成長。
言い訳せず、自己成長にチャレンジする。


忘れたくない部分です。

リーダーによって決まる

会社の経営は中間層のリーダーの能力と活動によって
決まる、といっても言い過ぎではありません。

ただ会社には二通りのパターンがあり、
①リーダーが活躍しなければならないケース
と、
②リーダーがおとなしく追随するケース
の2つです。

②追随するケース

創業者に多いワンマンタイプの社長が、経営の多角化を
図っていくと失敗する


必ずといっていいほどまわりから、そのように判断されます。
特に事業が広がっていき事業を行う業界が増えるほど
失敗する。

なぜでしょう?

理由は簡単です。
もともとワンマン社長がすべてを把握し、判断していた
組織では、仕事の権限移譲ができておらず、多角化
したときに、社長の時間的キャパを超えてしまう

すべてを把握する時間がなくなるのです。
それぞれの事業部を任せているリーダーが判断できれば
問題ありませんが、もともと指示待ち型のリーダーしか
残っていないので、事業部のリーダーが経営の決断を
することはありません。

課題は先送りにされ、業績は落ちていくだけなのです。

ワンマンタイプの社長は、1つの業界に絞ってビジネスを
進めるパターンではうまくいく。

上場会社でも創業者ワンマンタイプは多角化した事業は
失敗していることが多く、1つの業界で成長している
ケースが印象に残っています。

最近だとライザップグループhttps://www.rizapgroup.com/
が多角化マイナスの典型的なケースになっています。

①活躍型ケース

リーダーが活躍しなければならないケースというのは、
事業部や支店、部署を任されているリーダーが決断して
いる場合です。

自分で決断しなければ誰も判断してくれない状況
おかれているケースです。

決断しているので、当然ですが任されている組織の
業績について全て責任を持っています。

ある意味子会社の社長という位置づけです。

この場合は、それぞれの部署が独立した考え方で
経営を行っており、トップにいる社長は細かい仕事の
内容や進め方に関しては口を出さない。
なかには把握もしていないこともあるでしょう。

この時トップの経営者の仕事は、

・次のビジネスを生み出すこと
・次の新しい事業を考えだすこと
・他社と事業提供していくこと


となります。

外から見ていると、そういった会社はリーダーに
全て任せきりなので『放任主義』や『任せっぱなし』の
会社として見られます。

しかし、組織の骨組みがしっかり構築されている場合は
問題がないのです。

まとめ

企業は組織の種類、構造、稼働など千差万別です。
その中で、自分たちに合った経営の形態を見つけるのも
大切なポイントだと感じます。

経営者がワンマンタイプだとマイナス面もあるが
大きなプラス面もあります。

しかし、誰しもがワンマンタイプで経営できるわけでも
ありません。

自分に合った型を見つけ出す作業になっていくでしょう。
ワンマンタイプで多角化がマイナスと表現しましたが
すべてがマイナスでも失敗でもありません。

その傾向が強いという点を知っておくことだと思います。