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ビジネスモデル転換には強みの抽象化から

fjconsultants Blog:4,498投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

ビジネスモデル転換

時代の変化率が大きくなるとビジネスモデルの劣化もスピードを増していきます。
今までのビジネスモデルの有効性が下がってくる現象です。
単に顧客が減少してしまう。
連動して売り上げも落ちてしまう。

フィルムカメラからデジタルカメラへ移行したときも変化率は大きかった。
毎年フィルムの売り上げが2割ずつ減少していったのです。
100あった売り上げが翌年には2割減の80へ。
さらに翌年にはさらに2割減の64へ。
3年後には51となってしまいます。
3年で半減したのです。
このスピードで変化したら大企業でも追随できない会社も出てきます。

コダック社はデジタルカメラの影響で消滅しました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AF
超優良企業だったコダック社も時代に負けてしまったのです。
その一方で富士フィルム社は生き残りました。

現在も時代の変化率は大きく、しかも継続しています。
そうなるとビジネスモデルの転換を迫られている企業割合も増加しています。

現状を打破したい。
しかもビジネスモデルを変化させたい、という問い合わせも増加傾向です。

フィルム

強みを書き出し抽象化する

次のビジネスモデルへ移行する場合、現状の強みを理解しておく必要があります。
ただ、この強みを抽出する作業が浅いと次のビジネスモデル計画も浅い内容になります。

強みを深く理解できれば、大胆に見えるビジネスモデル転換も可能になるのでこの部分は必須です。
時間をかけて理解していきたいところです。

たとえば、強みを書き出したとき、それで終わらないことです。
次のステップに進むことです。

次に行うのは『抽象化』です。
抽象化すればするほど、強みがシンプルに洗練されていきます。
この抽象化ができあがると、次のビジネスモデルは明確に見えてきます。

この内容なら広がるし、収益も上がる。
そう確信できる内容が出てくるのです。

抽象化とは

この場合の抽象化とは、過去の業界にとらわれない発想で強みを見出すこと。
経験のない業界まで発想を広げられるかがカギになります。

ただ、業界経験が長い人ほど今の業界に固執するため抽象化できず、新しい発想も出てきません。
そんなときは、幅広くさまざまな業界を経験している方を話し合いの場に参加させることです。

まとめ

現在も、待ったなしでビジネスモデル転換を迫られている業界があります。
これからビジネスモデル転換を迫られる業界も増えていくでしょう。
時代の転換期では当たり前のこと。
そこに対応するのが経営です。
対応できなければ先がないだけ。
縮小しかありません。

こんなとき、活躍できる人財を育てておく、人財を確保するのは経営では今後を大きく左右するファクターになるでしょう。
加えて、経営者が他の業界事例を知り、視野を広げておくのも有効な手段だと感じます。

藤原毅芳写真
この投稿記事を書いたのは経営コンサルタント  藤原毅芳 fujiwara takeyoshi (fjconsultants)
1971年生まれ 鎌倉市在住 fjコンサルタンツ代表 一般社団法人暮らし振興支援機構理事 単著8冊、監修1冊、海外翻訳出版1冊、講師として宣伝会議の『マーケターのためのPDCA実践講座』などで継続的高評価を受けている。2021年大手都市銀行シンクタンクの法人会員限定雑誌に『売れる仕組み〜マーケティングの基本』を執筆。『この世に残るべき企業を支援する』を軸とした考えで経営の現場で課題をスピード解決し企業を発展させている。公式Webサイトhttps://www.fujiwaratakeyoshi.jp/