行動範囲を推測する

朝から移動しておりました。長野県から名古屋方面に向かっていましたが特急はほぼ満員の乗車率。その後の新幹線も同様にほぼ満員。土曜日なので仕事関係は少ない。用事があり出かけている人たちでしょう。ただ、お子さん連れは少ない様子。帰省以外は公共交通機関で移動していないのではないかと思います。そのため行動範囲もまだ狭いのかもしれません。

区分けされていた

初めての場所に行ったときや店舗視察などでは来ている人のエリアを確認しています。簡単なところだと車のナンバーを確認します。駐車場で車のナンバーを確認するとどこから来ているのかがわかります。ある県で地元名産の飲食店が複数あるエリアに行ったところ

  • 観光客しか来ていない店舗
  • 地元の方しか来ていない店舗

に分かれているのに気がついたことがあります。なぜなのでしょうか。

区分けされた理由

よくあるケースを考えてみると
・一見さん専用(観光客専用)
・リピーター専用
に区分けできます。観光客は店舗が提供している品質を判断する基準や経験を持ちあわせていません。時間が足りないからです。そのため評判の良さそうなところをチョイスします。知り合いがいれば口コミを参考にしたり、ネット上の評判を参考にして決めています。ランキングが出ているならば、そのネット情報を信用していることもあるでしょう。最近はGoogleマップなどの地図アプリに掲載されている情報を見ることも多いはず。目的地までのルートをナビしている途中で追加目的地を探すことも簡単にできるようになりました。地図アプリがコンシェルジュの役割をしているのです。偶然見つけた感じがするので、それはそれで旅行のストーリーとして偶然性を発生させるツールでもあるのでしょう。

地元の方しかいない場所は、何度も通う経験から判断されています。もしくは地元の強力な口コミが形成されていると思われます。品質が高いのか、コストパフォーマンスが高いといったリピートする特徴がそこに存在していると思います。特に家族で行くことができる場所はリピート性が高いです。

まとめ

法則性が見つかると他のエリアに行っても同じような現象を見つけることができます。人の行動は無意識ですが共通項があるからです。法則性が見つかればビジネスの展開は比較的楽です。再現性が高くなり失敗率が減少するのです。法則性を見つけられるように観察力から養いたいところです。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆