答えを持っている人でなければならないのか

リーダーであれば、一度は言われたことがあるはずです。 「リーダーなんですから、答えを持っていてくれないと困ります」と。もしくは、
・はっきり答えてください
・よく分かりません
と言われているのかもしれません。

・「リーダーは常に正解を示すべきだ」
これは、前提として存在しています。メンバーが迷ったら即座に方向を示す。
・「頼れるリーダー像」
こそが、組織を引っ張る条件だと信じられてきました。

現在の経営環境では

ところが、この前提が今、リーダー自身をくるしめています。現在の経営環境を考えてみると
・不確実
・未確定
・予測できない
・経験のない
といった形容詞になるでしょう。そのため、断定できないことも増えているのです。

・消費者行動の予測不能化
は、これまでの経験則が通用しない局面であり、リーダーを悩ませる事態になっています。

わかったふりをしない

こんな時代に「全部わかっています」という顔をし続けたらどうなるか。正解し続けることができるなら問題ないでしょう。しかし、単にわかっているふりをしている場合は不信が募るだけです。

ある雑誌のリーダーシップ分析では、こう断言しています。
・成功するリーダーは、すべての答えを持つ人ではなく
・知らないことを認める勇気を持ち
・知っていることに基づいて素早く行動し
・その過程で挑戦を歓迎する人
となっています。
・「強がるリーダー」
の時代は終わり、
・「正直なリーダー」
が信頼を勝ち取る時代に入ったと感じています。

回避しない

リーダーに求められる似たような資質として
・「回避しないこと」
があります。知らないことを知らないと言えることだけでなく
・都合のわるい内容を先送りにしない
・厳しいフィードバックを後回しにしない
ことなどです。

回避しているリーダーのチームは
・「パフォーマンスを最も損なう」
と断定しています。わるい状況を伝えない、先送りにする、厳しいことを伝えられない、など思い当たるリーダーもいるのではないでしょうか。

まとめ

不確実な状況下では、
・「知らない」と言える
・「わからない」と表明する
ことは、弱さを出しているのではありません。そこからスタートすることで
・「不都合な真実を直視し、それをチームと共有できる誠実さ」
を持っているリーダーと解釈できるのです。時代によって求められるリーダー像は変化するのを実感します。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆