コミュニケーションの
細かいニュアンスの違いについて。
コミュニケーションのときに違和感を感じるのが
【善意の押付け】
です。
「あなたのために・・・」
「おまえのためを思って・・・」
と言われる言葉や行動が受け取り側にとっては、
〈ありがたい〉内容になっていないことが
あるのです。
もう一方では、同じような言葉や行動なのに
とても【ありがたい配慮】と感じられることが
あるのです。
どうして、そんな違いが起こるのでしょうか。
これは、
【相手の立場】
を理解しているか、理解していないのか、
の差なのです。
善意の押付けの場合、
相手の立場 < こちらの都合
の方に視点が置かれています。
相手の立場を検討する部分が少なく、
こちらの善意のことばかり考え、
「これは、相手にとって、とっても良いことにちがいない」
という解釈だけで押付けてしまうのです。
もう一方の場合は、
相手の立場 > こちらの都合
に視点が置かれているので、
「・・・というのは、どう?」
と配慮、確認しながらコミュニケーションが進むのです。
ちょっとしたことですが、細かいニュアンスの違いで
大きく変わります。
うまくコミュニケーションがいかない場合は、
どこかにズレが生じているものです。
客観的な視点で見直してみたいところです。