力を発揮できていない40代社員

に対して、どのように変身してもらうのか?

クライアントの経営者と話しをして

同じ結論に達しました。

各企業、40代以上の方が伸びないことが

大きな課題となっています。

要因を分析すると、精神的に

40代は自分の能力にストッパーがかかって

いるのではなく、クサビを打ち込まれています。

「できない」ということを自分に結合させて

離れないようにするクサビですね。

また、鎖を自分に付けてしまっているので殻を

やぶろうともしない。

新しいチャレンジなんて、そもそも

できないと思っています。

だから、何もしない。

できない理由を語りだします。

人の歴史上でも同じようなエピソードが

いくつも出ています。

「ライト兄弟が空を飛んだ時期に、

一流大学の教授が人間は空を飛べない、という

論文を書き上げた」

「ある時計メーカーの開発者たちが、プラスチック

部品だけで腕時計はつくることが不可能、という

結論になったとき、部品製造会社がプラスチック

部品だけで腕時計を完成させて持参してきた」

など。

では、40代に対してどうするのか。

どうやって、クサビを1本1本抜いていくのか。

思い出されるのが、ある部長。

とにかく、仕事に対して責任が生じると

1)逃げる

2)できない、を連呼

3)逆切れ

の3つ揃い。どうなるかと思いました。

それが、現在は

前向き、積極的、明るく、楽しく、

業績を目標通りに出しています。

やったことは、

クサビをもう1本ずつ打ち込んだ

のです。

クサビには、もう一方で切り離すという役目も

持っています。

強固なクサビには、強烈にもう1本の

クサビを打ち込むしかありません。

1)リスクをゼロにする

2)1歩を踏み出させる

3)成功させる

というクサビを1本ずつ打ち込んでいくしか

ありません。

動くない要因(リスク)をゼロにして負担を

ゼロにする。

どこに1歩踏み出すか、指示をする。

必ず成果を出させる。

ひとつひとつの行動に対して1本ずつ

大きなクサビを打ち込む形です。

そこまでしないと、抜けない、ということを

根底に持っておいてください。