fjconsultants Blog:4,585投稿目 fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

セールステック進んでいる

営業の可視化か進んでいます。
セールステックと呼ばれる分野です。
新しいサービスが続々と登場し広がっています。

見込み客発掘もMA(マーケティングオートメーション)によって正確にわかるようになりました。
無駄のない営業スタッフの行動も部分的に可能になりました。
精度は年々上がっていくことでしょう。

とはいっても、完璧になることはなく
ゆるやかな進化が続くのは既定路線です。

なぜ、ゆるやかなのか想像がつきますでしょうか。

森

ゆるやかな進化の理由

現在のセールステックの進化は新技術の進化です。
MA(マーケティングオートメーション)という技術進化が時間を進めました。
しかし、まだ部分的な進化にしか過ぎません。
顧客情報を完全に収集できないからです。

現在収集できる顧客情報の範囲は以前より広がっています。
MA(マーケティングオートメーション)により顧客反応情報は増えたのは事実です。
顧客の行動が情報としてつかむことが可能になったことでセールステックは成長しています。

ただ、すぐ次の壁にぶつかります。
止まってしまいます。
顧客行動の情報量を増えない限り次の段階に進めないからです。

このボトルネックを理解しておくとセールスの進化が読み取れてきます。
営業スタッフが顧客と話している内容を自動的にテキスト化できたり、可視化できるようになれば次の飛躍が待っているでしょう。

単にシステム導入だけでは動かないのか

新しく登場するセールステックのサービスを見ているとわかることがあります。
システムを導入するだけではないのです。
導入後の運用までサポートするようにしてあります。
これも、どうしてかわかるでしょうか。

営業の世界はシステム導入に拒否反応があります。
システムを導入したいと言い出す営業スタッフは少ない。
そのため、サポートがどうしても必要になってくるのです。
要するに時間と工数がかかるのが前提。
それほど導入から運用までに労力がかかると思っておいた方が良いのです。

いくら最新の技術を導入したくても運用まで到達しなければ頓挫するだけです。

まとめ

営業の世界は、久しぶりに進化を遂げています。
10年に一度、20年に一度の進化です。
新サービスが出てくるのを見ると営業という仕事の無駄がなくなるのを実感します。

「無駄なことをするのが営業だ」と言われた時代も無くなりそうです。
今後も新サービスがスタートアップ企業から出てくることでしょう。