【fjconsultants365日Blog:4,250投稿目】
~経営には優先順位がある~fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆

飲食店の客数が戻りつつありますが部分的です。
飲食店の中には、経営者の気力が続かないケース
も目の当たりにしており、客数の戻りがいつに
なるかが注目されています。

どこから戻りつつあるのか。
データ分析結果が公開されています。
その点から何が活かせるのか考えてみたいと思います。

3点のポイント

データ結果からポイントが3つ提示されています。

  • 昼間
  • 郊外
  • 少人数

の3つのポイントです。
ここから何が導けるのか考えてみたいと思います。

昼間

夜の経済が止まっています。
夜の外出や外食が禁止されている会社もあります。
そうなると法人需要は今後も復活しにくい。
そのため夜の時間帯をメインとする飲食店は厳しい。
今後も夜は復活まで時間がかかると予測されています。
戻るのも最後ではないでしょうか。

その分、昼の時間帯は戻りがはやい。
ランチタイムの客数は戻りつつあります。

郊外

駅前に飲食の店舗は集中していました。
飲食店街というエリアは全国どこでも存在して
います。

そうした飲食店街に人が集まらない。
「あの辺りは危ない」
といった表現で括られてしまっています。

そのため、郊外や住宅街にある飲食店に人は
先に戻りつつあります。

なんとなく、飲食店街より安全なイメージが
あるのです。

今までは、ポツンとある飲食店は集客が大変
だったはず。
それがこのコロナ時期では、プラスイメージ
になっており立地がメリットとなっています。

少人数

数人なら外食してもいいのではないか。
中には、5人以上は禁止という県の自粛も
あるせいか、少人数なら大丈夫だろう、という
雰囲気が出ています。

そのため少人数の外食は戻りがはやい。
10人以上となると、主催者をやりたがる人が
いないせいか、ほとんど行われていません。

法人で開催するイベントに付随する飲食も
大人数になるので開催されていません。

2桁人数の飲食が戻るのはもう少し先になるのでは
ないでしょうか。

20代

付け加えるならば、【20代】もキーワードに
なるでしょう。

特に独身であったり、ひとり暮らしの人は、
リスクの感じ方が少ない人の割合が多いように
感じています。

外食の顧客が戻りつつある風景を見ても、20代
が圧倒的に目につきます。

今回のデータ分析ではポイントとして出ていま
せんが、20代顧客はカギになると思います。

まとめ

上記の4つのポイントで人が戻りつつあるのを
見ると、飲食に限らず他の分野でもこのポイ
ントで顧客が戻るのではないかと考えています。

自分の業界に当てはめて考えてみると見えてくる
世界があるのではないでしょうか。

要するに、人が安全だと感じている部分がそこに
あるからです。

リスクを回避する、回避できるポイントから人は
動き出すのです。