そろそろスタートしなければの感覚

毎月開催されている経営者勉強会の講師をしてもうすぐ9年。登壇は100回以上になりました。新しい分野、新しい製品、新しい技術、景気動向などを毎回アウトプットする場所です。
今月の特徴は、こうしたリアルなセミナー会場にも人が戻ってきたこと。毎回参加いただく方もいますが今月は年明けのせいか、久しぶりの参加の方も見受けられます。中には初参加の方も。
・「そろそろ何かしなければ」
・「そろそろ動こうか」
というスイッチが入ったようです。地方でもリスタートした人の割合が一気に増えているのを感じます。こうしたスイッチは一斉に動くので現象として見ていると明確にわかります。

スタートダッシュ

リスタートの流れには、乗らない手はありません。ぜひこの流れに乗るべきなのです。狭いところしか見ていない人の方がゆっくりしている場合があるので要注意。人の行動はある日を境に一気に変わることがあるからです。「また、こんな感じだろう」と構えていると機会損失になることもあります。こうしたところから成果を手に入れる人と逃す人が分かれてしまうのでしょう。

心地よいスピード商談

「年度末締め切りの案件が急入り、スピード対応、スピード商談で決まった」と報告をいただきました。仕事のスピードは人によって大きくちがいますが、そろそろトップスピードを以前のような速度にしておくことがポイントになりそうです。最高速度が上がらない状態だとチャンスは逃げていくのではないでしょうか。「そろそろ、やらなければ」と思っていることはすぐに取りかかってしまいましょう。

まとめ

3年前にも「空前の学びブーム到来」と言われていましたが、その第二弾が始まるような気配を感じています。「リスキリング」という言葉で表現されていますが、スキルを刷新する時期に来ています。感覚値の話になりますが、世の中がアナログからデジタルへ移行し続けていましたが、ようやくデジタルがアナログより割合が多くなったといえるのではないでしょうか。生産年齢人口の内訳でもデジタル世代(小さいときからデジタルツールに慣れ親しんだ世代)が半数を超えてきます。2025年前後だと予想されています。その感覚は持っておいて損はないでしょう。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆